Officeソフトとは

パソコンを購入すると最初から入っているソフトの代表が Microsoft社の Office です。

パソコン購入後に自分でパッケージ版のOfficeソフトを購入してインストールするより割安で、かつ、すぐ使えるのでWordやExcelを使う方には便利でお勧めです。

この Officeソフトはそのままずっと使い続けることができますが、約3年ごとにバージョンアップされるので、陳腐化したりサポートが切れる前にバージョンアップするのが一般的で、現在ではOffice2019が最新です。

このソフトを新しく購入したり、バージョンアップが必要になった場合、現在では利用できるサービス内容に応じていくつかの選択肢がありますが、「あまり使わないのに高い」・・とか悩むことになります。

選択を更に複雑にしているのが、利用した期間に応じて料金を支払う「Microsoft 365」(旧「Office 365」)サブスクリプション版サービスの登場です。

問題修正や最新機能の追加、バージョンアップなどがインターネット経由で自動的に配信されるので安心ですし、使わなくなれば月次契約に切り替えて時機を見て解約することができますが、毎月お金を取られる?のはどうも・・となります。

私も、何度かバージョンアップに付き合ってきましたが、若い時より資料作成も少なくなったり、複数台のパソコンを持っているため、Excelだけ新しくするなど「節約」してきましたが、退職後、パソコンボランティアを始めたこともあり、最新のソフトを使ってみたいと思うようになりました。

結論的には、個人向きではありませんが、個人経営ということで法人名を別途作成し、サブスクリプションの当時の「office 365 Business」を選択して利用しています。

価格の面でサブスクリプションの「office 365 Solo」(当時は2台までインストール可能)と変わらないのに5台までOfficeソフトをインストールでき、1TBのOneDriveを利用できるというメリットもありました。

2020年4月に、「Office 365」が「Microsoft 365」にブランド名が変更になるなど製品体系や価格が変わったようなので、あらためて色々調べてみました。

Officeソフトのアプリやサービス

フル機能としては次のようなアプリやサービスがあり、製品によって内容や価格が変わります。

○アプリ
・Word:文書作成ソフト
・Excel:表計算ソフト
・PowerPoint:プレゼンテーションソフト
・OneNote:電子ノートブック
・Outlook:メールソフト
・Publisher (Windows PC のみ):デザイン文書作ソフト
○サービス
・OneDrive:オンラインストレージ
・Skype:無料インターネット電話サービス

Officeソフトのブランド変更

個人向けでは大きく分けて、永続ライセンス版の「Office 2019」、定額制サービス(サブスクリプション)の「Office 365 Solo」が有りましたが、2020年4月21日、「Office 365」は、「Microsoft 365」にブランド名が変更になりました。
複数の提供方式があり、それぞれ内容をよく理解して自分の利用環境に合った製品を選定する必要が有ります。

Microsoft Officeのライセンス

家庭・個人向けでは「永続ライセンス版」と利用した期間に応じて料金を支払う「サブスクリプション版」があり、次のような特徴があります。

永続ライセンス版

永続ライセンス版とは、一度購入したらパソコンが壊れるまで永続的に使えますが、基本的に使えるのはインストールされているパソコンに限られるので、そのパソコンが壊れたらそれまでで、新しく購入する必要があります。

永続ライセンス版の提供形態としては、プレインストール版とパッケージ版があります。

プレインストール版は、購入したパソコンに最初から入っているもので、パソコンを起動したらすぐにOfficeが使えるので便利です。

パッケージ版は、家電量販店などで購入できるもので、昔はDVDで提供されていましたが、現在は購入した際の番号をOfficeサイトで入力してインターネット経由で自分でインストールしなければなりません。

この場合、1人のユーザーが2台のパソコンにインストールして利用でき、パソコンが壊れても、2台までなら、別のパソコンにインストールして使い続けられます。
当然、Officeの新しいバージョンがリリースされても、新バージョンには無料では更新されません。

価格は次のとおりで、時々しか使わない方にとっては高い印象でしょう。

〇 Office Home & Business 2019(38,284円)
・Word 、Excel、PowerPointおよび Outlook を利用可能

〇 Office Personal 2019(32,184円)
・Word 、Excelおよび Outlook を利用可能

なお、そのパソコン1台のみでしか利用できませんが、バージョンアップを含めて永続的に使える「Office Premium 2016」のようなプリインストール版は廃止されたようです。

定額の1年間または1ヶ月間の自動更新サブスクリプション版

サブスクリプション型サービスとは、一定額で一定期間利用できるという定額制サービスのことで、「Office 365」から「Microsoft 365」に名称変更になりました。

〇 Microsoft 365 Personal(旧「Office 365 Solo」)(12,984円/年)
・契約中は常に最新バージョンの全てのオフィスソフトを利用でき、契約期間中にその次のバージョンのオフィスソフトが登場した場合は自動的に更新され、継続して利用可能。
・ 1 TB のクラウド ストレージであるOneDriveと毎月60分Skypeの無料通話を利用可能
・Windows PC、Mac、タブレット、スマートフォン (Windows、iOS、Android) など、同一ユーザーが使用するすべてのデバイス (同時に 5 台までサインイン可能)。

などが特徴です

一般法人向け Microsoft 365 Business

一般法人向けには、サブスクリプション型サービスの「Microsoft 365 Business」シリーズがあり、 Office アプリに加えて、法人メール、クラウドでのファイルの保存、オンライン会議とチャット機能を利用できるものもあります。

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