自作する

いわゆるパソコンの自作です。
月刊専門誌のDOS/Vパラダイスや日経WinPCが廃刊になったように、パソコンの価格が下がって機能も向上してきたので、あえて自作する人は減っているようです。挑戦するためにはネットや季刊の専門誌に頼るほかありません。
秋葉原には専門店がいくつかあるので、事前に最新規格や価格情報を自分の足で仕入れておくのが楽しみでもありお勧めです。

自作に必須なものは、
・PCケースと電源・ファン(一体になったものが多い。デザインはあまり良くない?)。ファンの音が夜間気にになることが多いので静音タイプが良い。
・マザーボード(ASUS、MSI、ASRockなど。チップセット付)
・CPU(Intel、AMD。ファン付)
・メインメモリー(主記憶装置: DDR4など)
・HDDや SSDなどの補助記憶装置
・ OS(Windows10)
その他に
・ゲームや動画編集にはグラフィックボード
・光学ドライブ(DVDドライブやblue-rayドライブ)
が用途に応じて必要になります。

先ずは、使用目的、予算を元にCPUを選択すると、次にそれが利用できるマザーボードが決まり、後はそれを収めるための自分好みのケース・電源のセットやメモリー、補助記憶装置などが決まります。
新しいCPUは高性能ですが価格が高いので、前のバージョンを利用すると性能差は余りないのに格安で購入できる場合があります。

1986年頃、日本電気の9801VMを初めて購入、その後もPC9800シリーズを使っていましたが、1990代に入って、PC/AT互換機いわゆるDOS/Vパソコンが秋葉原の「ラオックス ザ・コンピュータ館」等に展示されるようになってPC/AT互換機に興味を持ち、会社の帰りに秋葉原の専門店に行ってはでショーウィンドウをながめていました。
その後転勤になり、1995年に京都・寺町の電気街で思い切ってパーツを集めて関連雑誌を参考にして初めて自作機を組み立てました。
データは残っていませんが、CPUはPentium、チップセットはインテルの430FXだったと思います。
案外簡単にできたので、その後、AMD、Celeron、Pentium、CoreなどのCPUを使って数台のパソコンを自作してきました。

これによってメーカー既成品より安くできた気がしますが、現在はパソコンの価格が下がっており、あまりメリットも新鮮味も感じなくなってきたので改造中心です。

自作の特徴は、予算や用途に応じて自分でパソコンの仕様や構成を決められることで、CPU、マザーボード、HDD、光学ドライブなど個々の機器の組み合わせを悩みながらも自由に選択することです。
多くのトラブルを経験しましたが、それが楽しみという人もいます。

自作する場合の注意点は
・CPUやチップセットなどのハードウェア、OSやデバイスドライバーなどのソフトウェアの知識が必要 になる。
・ トラブル時には本やネットで調べるなど基本的には自分だけで解決する必要がある。
・マザーボードのマニュアルが英語なのである程度の英語力が必要 。
・PCを使えるようになるまでに時間がかかる。
・パソコン自体への製品保証がない。

などですが、
・パソコン自体に興味がある。
・組み立てや部品選定は難しそうでもそれを楽しめる。
・多少割高になっても他にない自分独自のパソコンを持ちたいという意欲がある。
というような方にとって、
・知識は本やネットで得ることができる。
・ケースや部品の互換性が高い。
・英語のマニュアルも簡単な用語で、図解入で解説してある。
のでそんなに難しいものではありません。

パソコン、スマホの実践教室
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