ウイルス対策ソフト

ウイルス対策ソフトは販売競争が激しく、新しいパソコンを購入すると、ショップでの同時購入推奨ソフトやメーカー組み込み試用版ソフトがバラバラで入っている場合があります。
更に、Windows10には、Windows Defenderが最初から入っています。
複数のウイルス対策ソフトが入っていると動作が不安定になるのでどのソフトを使うか決める必要があります。

試用ソフトの削除

ノートパソコンを新しくしたけど、動作が前よりも重く、覚えのないウイルス対策ソフトが試用期間が過ぎたとしつこく表示される場合があります。
このような場合、正規版1つ、試用版1つと2つのソフトが入っていることが考えられます。
更に、Windows10には最初からWindows Defenderが組み込まれているので、動作しているかは別にして実質3つの ウイルス対策ソフト が入っていることになります。
Windows Defenderは、Windows 8以降の Windowsに搭載されたマルウェア対策ソリューションです。
市販のウイルス対策ソフトをインストールすると、Windows Defenderとマルウェア対策機能が競合し、コンピュータの動作に影響を与える可能性があります。
そのため、市販のソフトをインストールする際には、市販ソフトはWindows Defenderを自動的に無効にします。

この状態なら問題ないですが、試用版は試用期間が過ぎると更新の案内が画面に表示されます。
詳しい事情は分かりませんが、購入時に正規版をインストールし(してもらい)、試用版はそれとは別にメーカー組み込みで最初から入っていた別の会社の試用版ソフトということもあります。

別の正規ソフトが入っている場合は、乗換の意思がない場合は試用版は削除しましょう。
削除すると、起動、動作とも早くなると思います。

ウイルス対策ソフトはたくさん入っていればよいのではなく、複数入っていると逆にパソコンの動作が不安定になることが多いと言われています。

マルウエア対策ソフトの更新

ウイルス対策ソフトには有効期間があります。通常3年ですので、3年近くになると、「あと○日でサポートが切れるので契約更新してください」とパソコンに表示されます。
ここで利用者の利用環境によって対応が次のように変わります。

  • ショップに行って更新用DVD版を購入
  • インターネットで更新手続きをする

インターネットで更新できる方は指示どおりの手順でインストールできると思いますが、インターネットからソフトをダウンロードするというのは初心者にとってハードルが高いので、ショップに行って更新用DVD版を購入することになります。

DVDを光学ドライブにセットして、インストールを進めます。
途中のシリアル番号の入力は番号がケース内側に書いてあるので問題ありませんが、パスワードの入力を求められることになり、記憶にないとどうしようもありません。

その場合は、「パスワードを忘れた場合」をクリック、見づらい認証文字を解読して入力、送信すると新しいパスワードを設定するURLを送るためのメールアドレスの入力を求められますが、メールは普段使っていないのでどうしてよいかわからない方がいると思います。
その時には、Windows10の「メール」を開いてみてください。受信トレイに更新を求めるメールが何通も来ているでしょう。ソフトインストール時にでも販売店が設定したものと思われます。
メールアドレスが分かれば新しいパスワードを設定することができるようになります。
3年後も同じ操作が必要になるのでメールアドレスと新しいパスワードはメモして自分だけわかるように保管しておくようお願いしました。

マルウエア対策ソフトの競合

Windows10には最初からウイルス対策ソフトが入っていますが、それ以外に市販のウイルス対策ソフトが入っている場合はどうしたらよいでしょうか。

市販のウイルス対策ソフトがインストールされている場合、Windows Defenderが有効だとマルウェア対策機能が競合し、コンピュータの動作に悪影響を与える可能性があるため、市販ソフトは、インストール時にWindows Defenderを自動的に無効にします。

しかし、市販のソフトは3年ごとに1~2万円程度で更新しなければなりません。更に、 Windows Defenderを自動的に無効にしまていますが、利用アプリ、パソコンの環境によってはこの機能が十分に機能せず、アプリの動作が不安定になることがあるようです。

コストをかけたくない、どうも市販ウイルス対策ソフトをインストールしたら特定のアプリの動作がおかしくなったという場合は、市販のウイルス対策ソフト を削除し、Windows Defenderが有効に変更しましょう。

Windows10の更新プログラム適用をきちんとしている個人の方は、 市販ウイルス対策ソフトを 更新しないで削除し、 Windows Defenderを使うのがお勧めです。
私も、Windows付属のセキュリティ対策ソフトだけで今まで特に問題が生じたことはありません。

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