USB規格

現在までよく使われていたのが、UISB2.0という規格で、最大転送速度は480Mbpsでしたが、新しい規格のUSB3.0(USB 3.1 Gen1)で5Gbps(約10倍)、USB3.1(USB 3.1 Gen2)で10Gbps(約20倍)となり、USB3.2では20GBと約40倍になっています。
2019年3月に策定されたUSB4.0では、40GBに達するようです。

USBの端子形状としては、上下の区別があった「Type-A」が中心でしたが、2014年に上下の区別がなく小型の端子規格「Type-C」が登場、デバイス側の「B」タイプや「Micro-B」などの区別もなくなって統一され、利便性が大きく向上しました。

この、「Type-C」は給電能力も向上しており、「Type-A」のUSB3.1の5V0.9A(4.5W)から5V3A(15W)に引き上げられました。

また、新たなUSBの動作モードに、USB Power Delivery (以降 USB PD)と呼ばれる規格が2012年に策定され、最大100Wまでの電力を供給することが可能になりました。

USB3.1の規格と、USB PDの規格は別物で、外観が同じような「Type-C」製品でも、ホスト側、デバイス側共それに対応した機器であることが必要で、USB PDに対応していない場合もあるので注意が必要です。

また、USB Type-Cの仕様には、オプション機能として「オルタネートモード」があり、USB 3.1 Gen1 (USB3.0)互換のデータ信号線を別の規格ポートとして動作させることができます。
このモードを使用すれば、ディスプレイへの映像表示などを行うことが可能になり、インテルの「Thunderbolt 3」、VESAの「Displayport Alternate Mode」などが発表されています。
将来的にはスマートフォンとディスプレイを接続し、ディスプレイからスマートフォンにUSB PDで電力を供給し、スマートフォンからはディスプレイに映像を伝送するというような使い方も考えられるとのことです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました